STAND DAY2レポート 事業の作り方講座①
プログラム2日目のテーマは、『ビジョン・ミッションを理解し、コンセプトをつくる』です。
全国のコミュニティの立ち上げ・運営に携わる鈴木哲也さんから、ビジョン・ミッションとは何か?コンセプトはどう作るのか?を学びます。
さらに実例として、茨城移住計画代表の菅原広豊さんより、菅原さんがどのようにコンセプトを作っているか?コンセプトを元にどのような活動をし、今に至ったか?を伺いました。
概要
<講師>
▼鈴木哲也さん
茨城移住計画/LOCAL COWORK Association理事
茨城県桜川市出身、京都市在住。(茨城、京都、石垣島の3拠点)
『ヤフー』に勤務するかたわら、さまざまなコミュニティで活動。地方のコワーキングスペースの立ち上げを支援する『ローカルコワークアソシエーション』の理事。コワーキング&イベントスペースZuppa Ishigaki離島ターミナル(石垣島)の立ち上げ、運営。茨城県結城市のコワーキングスペース『Coworking & Café yuinowa』の立ち上げ、運営に関わる。宮城県に住み東北復興支援事業も行った。
▼菅原広豊さん
茨城移住計画 代表/常陸frogs organizar
1984年生まれ。秋田県秋田市出身。茨城県日立市在住。茨城移住計画代表。人それぞれに合った適切な人と場のマッチングを強みに、地域のコネクターとしてプラットフォームを作り、茨城県内だけではなく県外も含め多種多様な人をつないでいる。2020年4月に独立。
<日時>
9月15日(水)19:30~21:30 @zoom
当日レポート!
▼鈴木さんのお話
ミッション・ビジョン
- ミッション(現在または近未来像):会社や組織が「果たすべき使命」あるいは「役割」。どのようなものを目指しているのか?
- ビジョン(未来像):「実現したい未来」。いったい何のために?そもそもの活動の根源。
- 最初からミッション、ビジョンを作るのは難しい。一回たたきで作り、それをどんどんブラッシュアップしていくものなので、まずは言語化してみることが大切。
コンセプトの作り方
自分の好きなこと、やりたいことが欠けていると続かない。地位個の課題や困りごとを解決するようなものがあると、地域から共感・協力が得られやすくなる。
地域の資源を見つけるための調査方法2つ。
①鳥の目的に俯瞰して調べる
- 歴史的にはどんなまち?
- 地理的には?
- 今と昔で変わったことは?
- 今も昔も変わらないアイデンティティは?
②虫の目的に主観で調べる/感じる
- 人に会おう
- まちで遊ぼう
- まちを歩こう
▼菅原さんのお話
マインドセットで決まる
自分がどうしたいか?言語化できているか?はマインドセットで決まる。その中には3つの要素がある。
- できるできないではなく、やるかやらないか
- 失敗を小さく・早く・沢山する。失敗から学び成長する
- 大きな視点で考える、いろんな人を巻き込む
活動の原点と、想いを形にするためにどんな動きをしてきたか?
2013年、会社員をしながら『会社でも学校でも学べない、地域の学び場をつくる』をコンセプトに地域での活動がスタート。
- 自分がやりたいことを、駅ですれ違った人に声をかけてプレゼンする。
- チラシを手渡しで配る。
- 自分の足で地域を歩き情報や人のつながりを作る。
などのアクションを重ね、2013~2015年の間に、地域のプレイヤーとのコラボレーションイベントを25回ほど実施。イベントへの参加人数は500人以上。
2016年までは、県内各地を歩き、自分の目で確かめながらコミュニティ生息域を徹底的に調査。この地域ではどういう人が仕掛けていて、こういう関係性があるか、ここはレッドオーシャンだな等を客観的にリサーチ。
ローカル×複業で感じたこと
最後に
事業の核や原点ともなる『ビジョン・ミッション・コンセプト』。活動を広げる&継続させていくためにも、地域に根付いてさまざまな人を巻き込むためにも大切なこと。これらと向き合うことで「自分のやりたいこと」が「社会を変える事業」になってゆくのだと改めて感じた時間でした。
★STANDとは?
茨城でチャレンジしたい!という方が、「自らが設定したプロジェクト」のプロトタイプを実践する7ヶ月のプログラムです。「ローカル」で実践する際に必要な「地域のキーパーソン」とのつながりを得たり、「事業の作り方」を学んだりしつつ、県内外の先輩プレイヤーからのサポート受けながら実践することができるのが特徴です。最終的には共に実践した仲間との公開プレゼンを実施します。
★サポーター募集中!
STANDサポーター制度とは?
- 自分の経験/専門性を活かして、プロジェクトオーナー(参加者)をサポートしたい!
- 気になるチームかがあったので゙自分もメンバーに加わりたい/直接話を聞いてみたい!
という方にご応募いただき、プロジェクトオーナー様とサポーターの皆様にてマッチングを行い、各フプロジェクトの支援をしていくシステムです。ご応募いただいた後の動きについては、事務局より個別メールにてご連絡いたします。
▶︎ お申し込みはこちら
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