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茨城移住計画が開催する、注目のイベント
ABOUT

茨城移住計画とは?

茨城とつながるきっかけを作ります

茨城出身者が有志で立ち上げた活動。
茨城県内の活動を紹介するとともに、新しいプロジェクトの立ち上げサポートや、
東京圏にいる茨城に興味がある人のコミュニティ化は図る。
コンセプトは「お盆と正月以外に帰る1日を増やす」とし、
2020年はスポーツを軸に新しいプロジェクトの企画をしています。

  • 1984年生まれ。大手ディベロッパー、社会インフラの営業を経験。その後、2020年4月独立。「茨城移住計画」「まぜるなキケン」のコミュニティ運営。 ▶担当PJ:Hitachifrogs ・まぜるな危険 ・茨城移住促進事業 個人note ▶︎http://hiroto-sugawara.com/ 県北エリア担当/日立(拠点)
    茨城移住計画 代表
    菅原 広豊
    秋田県秋田市出身
  • 1981年生まれ。茨城県水戸市出身。 株式会社カゼグミ代表取締役。 ▶担当PJ:茨城移住促進事業(stand/if design project/Camp in IBARAKI /地域おこし協力隊/Re;BARAKI) 個人note ▶︎https://note.com/kazegumi 県央エリア担当/東京・大洗(拠点)
    事務局管理
    鈴木 高祥
    茨城県水戸市出身
  • 1977年生まれ。ヤフー株式会社地方創生チームに所属し、全国の地方創生案件を担当。結城市「結い市」「結いのおと」などのイベントを実施。▶担当PJ:コワーキング・シェアスペース yuinowa 個人note ▶︎https://note.com/tetsusuzuki/ 県西エリア担当/結城・京都・石垣島(拠点)
    スーパーアドバイザー・企画
    鈴木 哲也
    茨城県桜川市出身
  • 東京都渋谷区在住。一級建築士。水戸で設計事務所を営む家庭で育つ。横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSAを卒業し、都内組織設計事務所勤務。茨城と東京を往復しプロジェクトを展開。▶︎https://yokkodesignworks.jimdo.com 県央エリア担当/東京・水戸(拠点)
    建築・デザイン
    中山佳子
    茨城県水戸市出身
  • 1978年生まれ。結城にUターン。フリーの自然ガイド。田舎だからできる働き方、暮らし方を絶賛模索中。自然体験教室、情報発信、移住定住など、地方に関わる仕事を幅広くカバー。県西エリア担当/結城市(拠点)
    ディレクター
    久松 信介
    茨城県結城市出身
  • 株式会社Coelacanth 代表取締役。再開発、空き家再生、不動産ファンド、コミュニティビルディングの仕事を経て2020年に茨城にUターンし、独立。空き家再生・まちづくり・イベント企画等の他、大洗にて「BOOK & GEAR焚火と本」、WEBサイトLOCALBOOSTERの企画・運営をしている。▶︎ https://oarai-coelacanth.com/ 県央エリア担当/大洗(拠点)
    ディレクター×農家
    佐藤 穂奈美
    茨城県大洗町出身
  • 海と沖縄と島旅が好き。東京の体育大を卒業後、地元のスポーツジムに就職。2015年よりフリーランスへ転身し、フィットネス関連の講座やイベントの講師、ライターとして活動。2020年に第一子を出産し、家庭と仕事の両立を模索中。地域活動として、人の想いやふるさとの物語を未来につなぐ「ひたちのまちあるき」「まちキレイ隊ビーチクリーン」主宰。県北エリア担当/日立(拠点)
    ライター
    柴田 美咲
    茨城県日立市出身
  • 都内不動産会社にてリノベーション賃貸仲介、マンスリーマンション/シェアオフィスの企画運営に携わる。2021年4月より土浦市に移住。茨城の魅力を発見する日々を過ごしてます。県南エリア担当/土浦(拠点)
    ライター・ディレクターサポート
    野宮 千愛
    大阪府豊中市出身

新しい兆しとなる個人の動きや、
企業として茨城でなにか動きがあるなど、相談にのります。

茨城移住計画の活動に共感できる、メンバーと一緒に何かしてみたい。
新しい企画ゴトへの連携はしていきたいと思いますのでお気軽にお問い合わせください。
※有志のプロジェクトのために、全てにお応えできるかはお話を伺ってからになります。
ご連絡はFacebookページからお願いします。

https://www.facebook.com/ibarakiiju

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3月のテーマは実践的関係人口。STAND IBARAKIにエントリー頂いた25組の中から、見事MVPに選ばれた3つのプロジェクト代表者を招き、自ら実践し独自の関係人口をつくってきた3団体のこれまでのストーリーと、今後についてお話いただきました。

 

▼STAND IBARAKI

https://standibaraki.jp/

概要

▼ゲスト

◆平間一輝さん

NEW IBARAKI賞受賞 大洗カオス カオスコーディネーター 

if design project第二期から生まれた7人の有志のチームである大洗カオス。大洗の3つのエリアに集う人と、人、文化、そして地元に住む人が交わることを目指し活動中です。

メンバーの多くは元々大洗とはゆかりがなく、かつ都内に在住している大洗カオスが課題に感じている事や実践した事。コミュニケーションの秘訣を交えつつ、今後目指す姿をお話いただきます。

https://oaraichaos.com/

 

◆原部直輝 さん

STAND IBARAKI 賞受賞 八郷留学 代表

「暮らしも遊びも物語も、作るのは全部きみだ。」をコンセプトに、八郷で子供達に里山体験を行う八郷留学。「ここに住んでいるのにまだ留学しているように感じる」と語る代表の原部さんに、生まれ育った八郷について、Uターンし再び住んだ事で改めて見えたことや出会った人とのつながり、地域資源の活用について伺いました。

https://www.yasatoryugaku.com/

 

◆小池伸秋さん

審査員賞受賞 イバフォルニア・プロジェクト 代表

阿字ヶ浦海岸で地域の観光に関わる若手経営者たちによって発足したイバフォルニア・プロジェクト。カリフォルニアのビーチのように、夏の海水浴以外の浜辺の楽しみ方を提案し、地域活性を目指すプロジェクトの活動の成果や、オープンしたばかりのコワーキングスペースについてなど今後の取り組みについても紹介します。(※イバフォルニア・プロジェクト代表の小池さんは、仕事の都合により急遽登壇できなくなったため、当日は事務局の鈴木よりプロジェクトの概要を紹介いたしました)

https://ibafornia-project.jimdosite.com/

ダイジェスト

▼大洗カオス (NEW IBARAKI賞)

大洗カオスは、if design project第2期参加者の有志により立ち上がったチーム。「あなたの世界がひろがる町」が目標「文化と文化が交わる」をミッションに掲げ、新しいアプローチで大洗町を盛り上げるべく活動をしています。 

 

◆大洗と大洗カオス

if design projectに参加中、フィールドワークを行なった大洗には、一般観光客が集まる「観光エリア」と、ガールズアンドパンツァーのファンが集まる「商店街エリア」、サーファーや海水浴客が集まる「サンビーチエリア」の3つの人が集まる区域が存在することに気づいたメンバーたち。大洗に訪れる人がエリアを跨いで移動する事はあまりなく、それぞれの場所でぞれぞれのターゲットが楽しんでいる、という他の観光地には無い特性から「カオス」を活動名に加えました。

その大洗の特徴をみて、平間さんたちは、大洗には多様な人が集まっているため、同じ趣味を持つ人と出会ったり、知見を深める事ができる一方、大洗の魅力を一部でしか味わっていないのはもったいない、と思うようになります。

 

「大洗は、日本中からマニアが集まる面白い場所です。そこでエリアを超えての交流が生まれて、文化と文化、文化と人が交わったら、今までにない大洗の楽しみ方が見つかるのでは無いかと思って、このプロジェクトをはじめました」

 

また、活動の中で大洗の面白さや、訪れる人、地域に関わる人の温かさに触れた平間さんたちは、大洗を訪れる人同士の交流をうむだけでなく、その輪に地元に住む人が交わる事が出来たらもっとワクワクを生み出す事ができるはず!とさらなる抱負を抱いたそう。

◆コミュニケーションはオンライン

2021年にはウェブサイトもオープンし、大洗に対しての熱い想いを燃やし続ける大洗カオス。参加メンバーは、昨年大洗にUターン就職した平間さん以外すべて都内在住なのだそう。会う機会が少ないメンバーと一つの目標に向かってのモチベーションを維持時続けるのは、簡単なことではないように思われますが、普段はオンラインで活発な意見交換を日々行なっていると言います。

 

「2019年にif design projectによってチームが発足して以来、主にオンラインでミーティングを行なっています。普段のコミュニケーションはzoomとSlackで、スレッドの返信は300を超えることもあるんです」

 

現在はコロナ禍もあり、なかなかメンバー同士が実際に顔を合わせたり、大洗に足を運ぶことが出来ない状況ですが「また遊びに行ける、その日の為に準備しよう!」というのが現在のモチベーションとなっているのだと話します。

◆地元とつながる

発足から時間も経ち、一歩一歩着実に進んで来た大洗カオスの活動。発足時との大きな変化について、平間さんは課題だった「地元との接続」が見えて来たことだと語ります。大洗カオスはメンバーのほとんどが都内在住。地元有志で結成される地域活性団体に比べ、認知度は大きな課題であったようです。

 

それらを克服すべく、大洗カオスは、過去には大洗町で行われている「Tシャツアート展」に出展し、地元のイベントに積極参加したり、現在では、県内の中学校で活動についての公演活動を行なったり、高校生たちと一緒PR動画作成にも取り組んでいるそう。その結果、if design project参加時点では、まだまだ課題が残っていた大洗町内や県内とのつながりや認知度は少しづつ強まり、地元とつながるための基盤が出来てきた、と活動の成果を体感しているのだとか。

 

八郷留学 (STAND IBARAKI 賞)

「暮らしも遊びも物語も作るのは全部きみだ」をコンセプトに、八郷の自然や山での里山体験を子供達に提供するプログラム。有機農家やものづくりの達人たちから、暮らしや遊びを通じて、作ることの楽しさを学びます。

 

◆八郷留学の活動

八郷留学では、子供たちと森で遊んだり、農業体験をするほかにも、子供達自ら鉄板を叩いて作ったフライパンで「ぐりぐら」のカステラを焼いたり、地元のバラ農家のバラの花でブーケ作りを行なったり、平飼い卵を採ってバームクーヘンを作るなどのプログラムを提供したそう。

 

運営メンバーの大半は地元に住む原部さんと同世代。講師を務めるのは、ほとんどの場合地元に住んでいる人たちです。

「八郷出身にも関わらず知らなかったのですが八郷は、林業の他にも、有機農業のメッカ。また、芸術に関わる方もたくさん住んでいる土地なのだそうです」と原部さんは話します。

◆コミュニティの作り方

八郷への転居はUターンとなる原部さん。現在の仲間たちや講師たちと出会い、活動を行なっていますが、一度は離れた地元のコミュニティに、どのように接続しなおしたのでしょうか。

 

「帰って来たばかりでよくコミュニティを作れたね」と声をかけられることもあるという原部さんですが、自身としては元々あったコミュニティに戻った、繋がったという感覚なのだと言います。

「Instagramで発信をはじめたら地元のの知り合いが活動に興味を持って、久しぶりに連絡をくれたり、東京の友達がプロジェクトに参加してくれたりしました。また、お客さんとして八郷に来てくれる人もいます」

と、自ら発信することによって、人と繋がっていったのだとか。また、林業に携わる元地域おこし協力隊のメンバーや写真を担当するメンバーは、知り合いだった市役所の人によって、八郷留学の開始後に紹介してもらったのだと言います。

 

◆豊かな八郷の地域資源を考える

八郷の豊かな里山や、地域の達人たちなど、八郷の地域資源を使った学びのプログラムを提供する原部さんたち。活動にあたって大事にしていることは、「今あるものを壊しちゃいけない」という思いなのだとか。

 

「八郷には自分の知らなかった魅力がたくさんあったのだと気づきました。魅力があるからこそ、農家や芸術家、移住者もいっぱい住んでいるのだし、その資源を使わせてもらっているのだから、今あるものは壊してはいけないと思っているんです」

「何もない田舎でつまらない」と八郷に対して思っていた学生時代を経て、Uターンをした

原部さんは、地元に戻って1年目の現在、改めて地元に対して豊かさを感じていると続けます。

「何もないと思っていたのは、ただ知らなかっただけ。八郷の魅力は、自然の中に人が溶け込んで暮らしている豊かさです。そこにはコミュニティがあって、そこでいろんな価値観を見せてもらえる。ここに住んでいるのに、まだ留学している感覚があるんです」

 

一度地元を離れたからこそ見える景色と、持ち得た新しい感覚を話してくださいました。

 

▼イバフォルニア・プロジェクト (審査員賞)

イバフォルニア・プロジェクトは、阿字ヶ浦の海岸をカリフォルニアのような自由で幸せ溢れる海岸にするために立ち上がったプロジェクト。「海岸文化に革命を!100年先も豊かに暮らせる海をつくる」をテーマに、小池さんら地元の若手経営者たちの手によって、海岸を活用したマーケットやドライブインシアター等が開催されています。

 

◆イバフォルニア・プロジェクトについて

イバフォルニア・プロジェクトの舞台であるひたちなか市阿字ヶ浦は、かつては全国でも有数の海水浴場として名を馳せた場所。1970年〜80年代には多くの人で賑わっていたのだとか。

現在では海岸沿いに空き店舗も目立ち、少し寂しい景色となってしまった阿字ヶ浦に、季節を問わず、人が集い海辺での読書やピクニック、ランニングを楽しむ、カリフォルニアのような文化を作ることを目指し、活動が開始されました。

プロジェクトでは、イバフォルニア・マーケットの開催等、海岸の利用促進・空いている海の家の活用を行い、昨年には、海の家を改装したコワーキングスペースがオープンしています。副業ワーカーやワーケーションの受け入れを積極的に行なってゆきたいと小池さんは考えているそう。

 

また、小池さんはじめプロジェクトメンバーの多くは、地元で民宿やホテルを経営する若旦那たち。移住やワーケーションの際、地方ではなかなか見つけにく宿泊場所の問題が用意に解決できる場所であることも「イバフォルニア」の魅力だと言います。

 

▼ トークセッション

STAND IBARAKIも審査を終え一区切りの現在。今後の活動の予定や、一緒に活動したい仲間について伺います。

Q 仲間を募集しているという大洗カオス。どうやったら繋がる事ができますか?

平間さん:

大洗カオスは、4月から任意団体になり、大洗おもてなし推進協議会と連携してイベントや企画を行う予定です。是非一緒にイベント運営をしたり、アイデアを出す仲間が欲しいですね。大洗カオスのHPににある問い合わせフォームから、是非アイデアや連絡先を送ってください。熱いメッセージをお待ちしています!!

Q 大洗カオスはいろんな客層を越境するコンセプトで活動していますが、八郷留学には「越境」の予定などはありますか?

原部さん:

実は今日、あんちゃん(大洗カオス平間さん)と、八郷でも大洗でイベント予定の「テントサウナ」の企画がしたいねって話していたところなんです。

また、外部講師など他の場所の人にも是非来て欲しいと考えてます。過去には、大子町に住むコーヒー焙煎士の方に、森で焙煎してもらうという企画をしたこともあって、林業は価値の転換をして受け入れてもらいたいので、いろいろな人や場所と交わって価値観をみつけていきたいですね。

 

Q 地元をリスペクトしつつ周りに受け入れる「接続点」を作るのがみなさんの役割なのかもしれませんね。今後、強固にしたい関係性や関わりたい人はいますか?

原部さん:

学生と関わりを持ちたいです。大学のゼミは毎年人がどんどん代わり、価値観もどんどん転換するし、機動力もあるので是非一緒に活動したい。でもこっちから何を提供できるだろう?

それと、ピンポイントで欲しい人材だと動画作ってくれる人を探しています。

平間さん・シモさん:職種やスキルの募集というより、「これがやりたい!」がある人に来て欲しいですね。やりたい事があるけれどスキルが無いという人も、大洗カオスに来てくれたら、私たちはサポートできるはず。交わっている状態が我々のめざす大洗の姿なのでウェルカムです!

 

最後に

MVPを受賞したプロジェクトの代表者による今回のトーク。

彼らがどのように地域に関わり、また、どのようにプロジェクトや地域に関わる人を増やして行ったのか、地域の関係人口を作るためのヒントが盛りだくさんの回となりました。

 

今回のSTANDが、地域に関わりたい人、地域に人を呼びたい人双方の参考となれば幸いです。また3団体の活動に興味を持った方は是非、関係人口の一人として手を挙げてみてはいかがでしょう?