2020.

6.18

2021.03.31 up date
REPORT

オンラインで地方との関係性をつくるには?STAND TOKYO

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日時
2020年06月18日 (木) 20:00〜22:00
参加費
1000円

緊急事態宣言期に、オンラインでの働き方や今後の暮らしを見据え、 
地方に目を向けてUIターンを視野に入れた方も多いのではないでしょうか。
移住促進事業は果たしてどうなる!?と、事務局も状況を見守りながら過ごしてきましたが、
今季も無事開催とすることができました。 

今回のSTAND は『オンラインで地域とどう関係性をつくる?』という観点から、2組のゲストのお話しから茨城との関係性を紐解いていきます。

概要

▼東京ゲスト
働き方の観点でWork Design Labの代表理事 石川貴志さんにご登場いただき、オンラインで茨城の仕事をどう進めることができるかについて中心にお話しいただきます。石川さんは、複業家として本業として東京〜地方、そして民間、行政と多様なチームを管理しながらプロジェクトを同時進行しています。子育てもしつつ、メインとなる会社員の仕事もしつつ、複業として全国の複業プロジェクトを推進する上で、必要なポイントをお話しいただく予定です。

「事務局Q:地方との複業で求められることってなんですか?」

▼茨城ゲスト
いばらき暮らしサポートセンターの移住相談員 藤岡みのりさんから、茨城県内の移住支援制度の変化や、コロナ禍においての地域の様子を伝えていただきます。2019年から移住相談員として働く藤岡さん。茨城県の移住相談の傾向や、コロナ禍で注目すべき移住支援制度はあるかなどを教えていただきます!また移住相談窓口も変化が必要な時代。相談のあり方も後半お話をしていきたいと思います!

「事務局Q:最近の茨城の移住支援制度の傾向はなんですか?」

▼日時:
2020年6月18日(木)20:00〜22:00
・20:00〜21:10/第1部 ゲストサロン
・21:10〜22:00/第2部 ゲスト・参加者との交流会(事務局ホスト有)

▼会場:オンライン:zoomウェビナー

ダイジェスト

当日の様子を15分に凝縮しました。ぜひ、ご覧ください。

レポート

地方移住の相談トップは「求人」

いばらき暮らしサポートセンターには、日頃から多くの相談が寄せられていて
相談件数の3分の1を占めるのが「求人について」

やはり、地方暮らしに憧れても仕事がないと生きていけませんもんね…

とは言っても、まだコロナの渦中でもあるので
移動がはばかられる時期でもあるので
みなさん「情報収集の時期」として捉えているそうです

現地の案内は移住定住コンシェルジュを頼ろう

藤岡さんからは、情報収集後は「現地に足を運んでみて」とのアドバイスが。

特に移住定住コンシェルジュを兼任している地域おこし協力隊が
融通利かせて相談に乗ってくれるそうなのでオススメとのことでした!

危機と目覚め

つづいて、石川さんからは大きなキーワードが2つ提示いただきました

まずは危機と目覚め

コロナを経て、過去の延長線上では上手くいかなくなり
新しい価値観が芽生えているのは確実とのお話がありました。

金銭的価値と非金銭的価値

わざわざ地方に関わろうとしている人が
地方に求めていることは「稼ぎ」ではなく
非金銭的価値の部分が大きくて

その都市住民を受け入れる地方側には
受け入れのデザインが重要になってくるとの指摘がありました

金銭的な報酬を高めていくには

地方とプロボノやボランティアとして関わり始めて
突き当たるのは「報酬」について

ただ働きでは継続できないし
急に金銭を要求できない

その場合、どのようにしていくか?との質問に対して

石川さんからは「外貨はガッツリ稼ぐ」とのアドバイスがありました

外貨とは、例えば茨城県外から獲得してくる金銭のこと

その外貨で得た利益をシェア分配していくといいとの話でした。

地方とつながるためには

コロナの影響でなかなか移動が制限され
対面での交流が難しい現在にあっても

オンラインでの交流は可能と藤岡さんは言います

オンラインでのコミュニケーションが可能な自治体も増えてきているそうなので
こう言ったサービスをご利用になるのも良いと思います

最後に

リアルに会って、肌で地域の良さを感じて
移住を考えることができていたのは
すっかり過去のものになってしまいました

石川さんが言っていた

「新しい価値観は新しい人と人との出会いから生まれる」

は印象的でした

オンラインでもできることがたくさんありますので
茨城との関係作りの一歩を踏み出してもらえると光栄です!